ベランダのIKEAのフロアデッキRUNNENが劣化してしまい茸なども生えてきたため、色々補修方法を検討したところDIYでタイルデッキに改造(木材部をタイルに付け替え)してみようと思い、タイルの注文を行ったところまでが前回までの内容です。
今回はDIY実作業編、IKEAのフロアデッキRUNNENをタイルデッキに出来るのか?やってみたいと思います。
劣化の様子を書いた初回の記事はこちら
補修方法の検討をした2回目の記事はこちら
RUNNEN改造タイルデッキDIYに使用する300mm角のタイル
ネット購入したタイルが到着。
リベロ(ディープブルー)という商品です、ブルーグレーでくすんだ感じの風合いがなかなか良い感じ。
厚さが8mmなのが購入前の心配点でしたが、実際に見ても薄いな~大丈夫かな?
RUNNENがタイルデッキになった!
「物は試し」ということで、さっそく分解したIKEAのRUNNENのベース部(プラスチックの部分)と購入したタイルを接着してみます。
RUNNENのベース部に接着剤を塗って、目視でタイルの位置を決め接着…24時間以上放置し検証して見ます。
表側はこんな感じ、RUNNENのベースに300角のタイルを貼るのは結構ギリギリです、目視と指先の感覚で位置を探りながら貼らないと飛び出してしまうので注意が必要です。
裏側はこんな感じ、タイルの裏面は凸凹がありますが粘度の高い接着剤で貼っているので問題なく接着できました、接着強度も無理やり剥がそうとすれば取れてしまいますが、置いて乗っかるだけなので問題は無さそう。
実際に接着した物に乗ったりしましたがタイルが割れたりする事も無く、この方法でRUNNENのベースにタイルを付けていく方法で進めることにしました、ということでタイル(リベロ ディープブルー)を+2set(22枚)通販で追加購入することにしました。
あとこれは問題点というか、やはり木製に比べるとタイルは冷たい!それに夏は熱いんだろうな…と寒い時期に作業をしたので実感しました、これは仕方がないですね~。
トラブル発生RUNNEN?PLATTA?どっち???
数日後、追加発注分のタイルも到着し全てのRUNNENをタイルに換装していこうとすると…
あれあれ!?テストで接着した物は木材部とプラスチック部がネジ止めだったのに、木材部にプラスチック部が圧入?接着?された物が混じっている?なんで???
全てを確認すると全部で30枚弱あるのですが、1/3がネジ止めされているもので2/3が圧入?されているものでした。
このあと色々調べてみると、正確な事は分りませんが、ネジ止めされている物がどうやらPLATTAという商品で、RUNNENの前のモデルのようです、圧入?されている物がRUNNENで互換性はあるものの製造方法が変わっているようです、ちょうど切り替わるときに購入したんだろうな~そういえば2回に分けて買った記憶があります。
苦戦RUNNENタイルデッキDIY
どうやらPLATTAでテストしていたみたいなので、RUNNENでも問題無いか再テストをしたいと思いますが、大問題が…RUNNENのプラスチックのベース部と木材部が外れない…無理やり外そうとするとプラスチック部が破損します。
なんか良い方法はないかとプラスチック部と木材部の間をノコギリでカットしようかと思いましたが隙間にノコギリの刃が入らない、ニッパーなども当然入らない、カッターでは短い…ペンチで掴んで引き抜いても壊れる…、暫く悩んだ後、OLFAのクラフト鋸なら入るかもと物置から取り出してみました
このノコギリは刃が薄いので試してみるとギリギリ刃が入ってくれました。
苦戦しながらも何とかプラスチック部と木材部を切断し分離、接着剤でくっつけてみると、PLATTAと同様に問題無い事が判明しました。
しかし…手作業でこのプラスチック部と木材部をあと20枚ほど分離するのはちょっと無理です。
ただ材料も買ってしまったし諦めたり別の方法に切り替えるのも悔しいので、電動ノコギリにOLFAのクラフト鋸の刃を付けられるように刃を改造してみました。
上がOLFAのクラフト鋸の刃を改造した物、下が元々の電動ノコギリの刃です、取り付け部の形状をグラインダーで削って下の電動ノコギリの物に近いカタチにしてみました。
取り付けて動かしてみると何とかなりそうだったので、これでRUNNENを分解していきたいと思います。
RUNNENタイルデッキ量産(笑)
こんな風にRUNNENのプラスチック部とベースの間に刃を入れてどんどん切っていきます。
電動ノコギリでも無理やりやっているので結構時間が掛かります。
2時間弱掛かって大量の木材とプラスチックのベースに分離しました、今回の作業の中で一番疲れたのがこの分離作業でした。
あと貼り付け前に行わなければいけないのは、隅部の1/2や1/4にカットしたRUNNENに合わせてタイルもカットしなければ…という事でこの形に合わせてタイルをカットします。
ディスクグラインダーを取り出してきて
タイルもカット、欠けたり割れやすいので切るのが難しい。
あとはプラスチックのベース部とタイルを貼るだけですが、プラスチックのベース部の材料はPP(ポリプロピレン)みたいなので
PPでも接着が可能な接着剤を使用しました、セメダインスーパーX HYPERワイドという接着剤を使用しています。
あとはどんどん貼っていって数日放置します。
記事が長くなってしまったので【完成編】へ続きます。