先日夏季休暇前に東北地方に出張に行ってきました、当日にチケットを購入しようとしたところ、夏季休暇の直前で新幹線は混雑しており、なかなか指定席が空いていなかったのですが二人で行って別々の新幹線に乗るという方法で何とか指定席に乗ることが出来ました。
仙台で降りるとちょうど七夕祭りが開催されていて、別々で向かったもう一人が到着するまで七夕祭りを満喫♪、その後、宮城県から岩手県に移動し一泊後、水沢江刺駅から東京に戻ろうとするとまた新幹線が空いておらず…なんとか1時間半後の新幹線の空いてる席を入手したものの、水沢江刺駅の周辺って何も無いんですよね。
在るのは駅の中の売店と立ち食いの軽食屋さん、駅の外には薄暗いお土産屋さんと南部鉄器のお店ぐらいです。
南部鉄器の販売所を覗いてみる
1時間半何をしようかな~と、まずは駅の売店を物色し冷麺/牛タン/かもめの玉子などのお土産を購入しましたが時間を持て余します。
そこで駅前にある奥州市伝統産業会館 キューポラの館の南部鉄器の販売所に行ってみることに…、覗いてみるだけで何かを買う気は全くなかったのですが、ちょっと気になるお土産を見つけました。
販売所には南部鉄器の定番とも言える鉄瓶の他にも鍋などの調理器具/鍋敷き/箸置き/花瓶/風鈴/置物/キーホルダーなどが置いてあり、中でも綺麗な音色の風鈴が気になります。
価格的にもモノには依りますが風鈴は1,000円以下から購入できるので意外と気軽に購入できます、お店の人に聞くと音色の違う風鈴が2~3個付いているものが人気との事でしたが、気になったのは風鈴の上に鉄器でできた折鶴が付いているものと、シンプルな藍色の鉄器の風鈴です。
ちょっと悩んだ末、我が家に合った藍色の風鈴を購入することにしました。
南部鉄器とは?
南部鉄器って聞いたことはあるけど、そもそも何なんだろう?とWikipediaで調べてみると…
南部鉄器(なんぶてっき)は、岩手県南部鉄器協同組合連合会の加盟業者によって作られている鉄器。
1975年2月17日に通商産業大臣指定伝統的工芸品(現・経済産業大臣指定伝統的工芸品)に指定された。
江戸時代には南部氏・南部藩領内だった岩手県盛岡市・花巻市石鳥谷町・岩手郡雫石町の鋳物業者が1949年「南部鉄瓶商工業協同組合」を設立した。同法に基いて江戸時代に伊達氏・仙台藩領内だった胆江地区の鋳物業者が1954年「水沢鋳物工業協同組合」を設立した。両者により1959年に県内統一組織である「岩手県南部鉄器協同組合連合会」が設立された。「水沢鋳物工業協同組合」は「仙台鉄器」とは呼ばず、旧南部藩(南部地方)の「南部鉄器協同組合」の名称を用いて、両者とも「南部鉄器」と称する。つまり、盛岡市の南部鉄器は南部藩由来の南部鉄器であり、奥州市の南部鉄器は岩手県の南側にあるので南部鉄器と呼んでいるのである。
南部鉄器と総称されているが、奥州市の南部鉄器と、盛岡市の南部鉄器の歴史は異なる。
近年では茶道具などの伝統工芸品のほか、実用的な調理器具としてもその良さが見直されてきている。
引用 「”南部鉄器“」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
と歴史のある伝統工芸品で、私が購入したのは場所的にも奥州市の方の歴史を継承した南部鉄器なのでしょうね。
購入した南部鉄器の風鈴を付けてみる
その後、無事に帰宅し風鈴を取り付けてみることにしました。
取り付け場所に悩みましたが、100円ショップでカラビナを購入してきて物干しに取り付けることに。
なかなか渋い風鈴です。
重さがあるためか、そこそこの風が吹いて短冊がくるくるっと回り揺れないと鳴りません。
でもその具合が良く鳴り過ぎずうるさい感じが全くないので丁度良い感じ、音は高音でリーンと涼しげな音色で気に入っています。
今年の残暑はこの風鈴で涼をとりたいと思います。