我が家の庭は芝生を植えており2度目の冬を越そうとしています、自分で土壌改良をして自分で植えてと手間を掛けているのでとても愛着があるのですが問題も少なからずあり、その問題とはやはり害虫と病気です。
芝生のトラブルの原因
芝生には病害虫や病原菌の発生原因となるサッチというものが発生します。
サッチとは芝刈りの際に発生する刈りカスや冬枯れた葉や根が堆積した層をサッチといい、サッチ(芝の枯れ葉)は他の植物に比べ非常に分解されにくいらしく、除去しないで放置すると芝生の通気性と水捌けを悪くするとともに、その影響で土壌の微生物の活動が弱まり、更にサッチが分解されにくくなるという悪循環に陥ります。
分解されずに堆積したサッチは土壌に水が染みこむのを阻害するのですが、一旦水分を吸収してしまったサッチは保水し乾燥しにくくなり、病害虫や病原菌の巣になり芝生のトラブルの原因となる事が多いのです。
サッチの除去
サッチを除去する方法は色々あり我が家でも対策はしています。
まずは基本的なレーキなどでサッチを掻き出すサッチングは芝刈りをした後やなど定期的に行っていますし、そのほかにもサッチ分解促進剤のイデコンポを撒いてみたりしていますが、今回は初めて芝焼きに挑戦してみようと思います。
芝焼きの効果
芝焼きはサッチを火で燃やし炭にする作業です、燃やすことでサッチの分解を容易にするとともに熱によって病害虫や病原菌その卵までまとめて駆除できるという利点があり、ついでに雑草や雑草の種までも焼却できるのが良い点です。
実際に芝焼きをしてみた
まあ初めてなので取り敢えずやってみようと、上手く行かなければ止めれば良いくらいの気持ちでやってみることにしました、ただ火を使う危険な作業なので色々なサイトをみて準備して行う事にしました。
芝焼きの時期
2月から3月上旬の新芽が出る前で風の無い日に行うのが良いようです。
我が家では3月初旬の風の無い日の夕方に行いました、何故夕方かというとやはりご近所の方がいらっしゃいますので、午前や日中では洗濯物を干していたり窓が開いていたりといった可能性があるのでなるべくご迷惑にならないように夕方にご近所の状況を確認してから行いました。
芝焼きに必要な道具
この日の為というかバーベキューなどでも使えるかなと思いガストーチバーナーを買ってありました、近くのホームセンターの正月の特売で1,000円で売っていたものです。
裏面を見ると用途も目的にピッタリな物なのでこれを使用して芝焼きをします。
他にはレーキと消火用に立水栓からシャワーホースを準備して完了です。
芝焼き作業
まずは燃えては困る物を芝庭から移動し、延焼しないように芝の周りに水を掛けていきます、レーキでサッチを起こしてからガストーチバーナーを準備。
この日は風はありませんでしたが風下から焼いていくのが良いようです、私の場合は端の方からちょろちょろ火を当ててみましたがなかなか燃えません、当てたところがピンポイントで焦げていくといった感じ。
これはこれで延焼の心配が無く良いかという事で半分ほど焼いてみました。
そして狭い芝庭なので20分ほどで芝焼き完了。
芝焼きをした後は灰を土に馴染ませてからついでにイデコンポを撒き、水をたっぷり掛けておきました。
芝焼きの注意点
一番は延焼でしょう、ただやってみてあまり勢い良く燃えるという感じではなさそう、冬の間に短く刈っていたからなのかどうかは不明ですがそんな印象を受けました。
ご近所への影響も作業時間も短く済んだのと、ご近所の状況を確認し時間を選んで行ったのでトラブルはありませんでしたがここも気を付けたいところです。
このようにして初めての芝焼きを行ってみましたが効果のほどはしばらく観察してみたいと思います。